芽吹きの季節
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生藤山/990m
基本のアクセスの起点は山梨の上野原駅から。
なので奥多摩山域の感じがしないのだけど、奥多摩南端に位置するこの山はしっかり奥多摩山域に属しています。
生藤山の山頂付近は桜の木がたくさんあり、最盛期には桜トンネルを歩くことができます。
ベンチもあってお花見ハイクには最適です。
ちょっとわたしはフライングしちゃって、桜の影すら見る事は出来ませんでしたが...。
今回は生藤山から陣馬山を歩きました。
高尾山から三頭山を繋ぐ“笹尾根”の真ん中あたりのルートにあたります。
笹尾根
高尾山-城山-景信山-堂所山-陣馬山-醍醐丸-連行山-生藤山-今熊山-土俵岳-丸山-笹ヶタワノ峰-槇寄山-三頭山
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はじめて降り立った“上野原駅”
ホームの広さに驚きました。
めちゃくちゃ広い!わたしの家の最寄りの駅もこれくらい広かったらいいのに....!
朝のラッシュでの乗車率が200%近いので、電車町の列の1番後の人はホームから落っこちそうになります。
駅員さんに無理矢理押し込まれるのですが、押し込む時に彼らは棒(旗の柄の部分?)を使ってくるので非常に怖いです。
登山口の“石楯尾神社”までは、上野原の駅からバスで20分ほど。
バスを待っていたら、バス会社のおじさんがお手製の地図をもってこのあたりのオススメコースをたくさん紹介してくれました。
つい1ヶ月前に1700年代の石仏を見つけて登録をされたばかりだそうで、嬉々としてその石仏の場所を教えてくれました。
みんながわかるように、黄色いリボンをルートにつけておいてくれているそうです。
今回はその山へは行かなかったので、今度必ず見に行こうと思います!
おじさんお手製の地図は、バス案内所で無料でもらえるのでぜひ見てみてください〜!
石楯尾神社から山道に入るまでは、5分ちょっと民家のまわりをあるきます。
たくさんの野花が、ぽかぽかあったかい陽射しの中で元気いっぱいに咲いていました。
オオイヌノフグリはこんなに綺麗な色でかわいらしいのに、“フグリ”ってつけるのはちょっとかわいそう。笑
ホトケノザは見ると蜜を吸いたくなる。
小学生の時、よくホトケノザやツツジの蜜を吸ってたなぁ...
きっと今の小学生ってそんなことしないんだろうな。
スミレもちょこちょこ咲いていたよ。
種類がたくさんあるから、何スミレかちょっとわかりません...
おひさまの光に向かって、どんどん成長して伸びていく。
眩しいくらいの黄緑色は今が1番綺麗に見える。
これはなぁに?
ブロッコリーみたいな...たぶんお花になって咲くんだと思うんだけど...。
途中に馬頭観音の石仏がありました。
観音には珍しい憤怒の表情が多い馬頭観音だけど、これは優しい顔をしてる。
横からだと馬の顔が、観音様の頭上にあるのがよくわかります。
前を通りますよーって挨拶をしてから前をさっと通過。
石仏からすこし行くと尾根に出るので、左へ進みます。
ここからは明るい陽射しの中をのんびりハイキングです。
アップダウンもほぼなし。
よく整備されて歩きやすい道で、少しずつ桜の木も増えてきました。
この山の尾根道は“桜のプロムナード”と呼ばれる桜並木です。
が、わたしはフライングしすぎたので桜はありません。
桜にタイミングを合わせてお花見ハイクをするのがよさそうな感じです〜
途中に“甘草水”という水場があるので寄道してみました。
(※飲めません)
ベンチがたくさんあって広い山頂です。
お腹もすいてきたので、ここでごはん休憩をとりました。
今日は急いで家を出てきたので写真を撮るようなごはんはありませんで...
りんごを齧り、コーヒーを飲んだくらいです。笑
三国山からの展望。
...............あれれ、なんだか雲行きが怪しくなってきた。
さっきまであんなにお天気がよくて、暑いくらいだったのに...
フリースを着ていても寒いと感じるくらいまで気温が落ちてきました。
向こうの山は雨かな。
いや、だいぶ空気が冷えてきてるから雪かもしれない。笑
足元だけをみたら秋と冬がまだ残っていました。
ふわふわ、かさかさ、ふかふか、かさかさ
やっと第1ハイカーさん発見です。
自分の事を棚に上げて言うのもなんだけれど、平日によくこのマイナーな山にきましたね!
静かな山を歩くのが好きなんだろうな。
わたしも人の少ない山を、自分のペースで好きなように歩くのがすき。
きっと彼もそうだろうから、あえて話しかけませんでした。
ぐるぐる、まきまき、ぐるまき
連行山につくころ、雪がちらつきはじめました。
風もあるので雪が斜めに降ってくる〜
朝あんなに晴れて暑いくらいだったのに、一気に冬に逆戻り。
さむいさむい呟きながら、醍醐丸に到着。
八王子最高峰なんだって!
道端にたくさん松ぼっくりが落ちていたからいっぱい拾ったよ。
サコッシュの中が松ぼっくりでぱんぱん。
(楽しいから拾うんだけど、下山する時に山に置いて帰るという謎の行動をします)
和田峠の方からくるのは初めてだから、峠の茶屋とははじめましてです!
こんなに立派な茶屋があったとはびっくりしました。
奥にのびる道が山頂までのフラットでらくちんな45分ルート。
手前に見える階段が直登15分コース。
階段嫌いだけど、直登で!
寒いしトイレに行きたいので早く登ってしまいたいのです。
いそげ〜!トイレ〜!
しかし本当に階段だらけ。
傾斜がキツいところははじめの部分だけですぐに終わるけど、あとはジワジワ系。
地味に辛くてトイレに行きたい気持ちもおさまってしまった。
こんな感じに、階段の幅が広くなってきたらもうすぐ到着です。
和田峠から陣馬山の山頂にたどり着くルートの景色はこんな感じ。
広い牧場のような高原で、これが陣馬高原の名前の由来になっています。
お馬さん、おひさしぶり〜!!
いつか背中に跨がってみたいけれど、きっとものすごく怒られるんだろうなぁ。笑
そして清水茶屋さんで、生藤山のバッヂを買うと
「雪降って寒いから、中で休んで行きな〜!」って茶屋のおとうさんが招き入れてくれました。
そしてお茶を入れてくれました。
一緒に茶屋のおかあさんお手製のほうれん草のおひたしも一緒に出してくれました♪
うれしい〜♡
心からほっこりあったまりました。
おとうさん、おかあさんありがとうございました〜!
テーブルが一緒になったトレランのお兄さん。
着ていたTシャツが新潟で開催された100kmのレースに出場したときのものだったから撮らせてもらっちゃった。
富士山のウルトラトレイルのレースに出たいなぁ〜って言ってた!
わたし167kmも走れる気がしないというか走る気がないけれど、達成した時って最高に気持ちいいんだろうなぁ。
なんだか走ってる最中に意識が吹っ飛んでしまいそうだよ。笑
最後にお互いの名前を名乗ったのですが、わたしの名字は日本で上位にランクインしていて、名前もすごくスタンダードなので...
ちゅ『○○です!』
100km兄さん「それ、たくさんいる〜!笑」
と笑いながら、颯爽と走って行きました。笑
ちなみに旦那さんの名字も一緒だったので、結婚してもわたしは名字が変わりませんでした。笑
日本で番目に多い名字って伊達じゃない。
帰りは陣馬高原下バス停に向かって下りて行きます。
いつも陣馬にくるときはココを登りにしか使った事がないので変な感じ。
Dead Endの方には行っちゃだめですよ。
行けるような道もないけれど。
斜面を下りきったところから沢沿いを歩きます。
水の音が心地いいです。
もじゃこ。
もすもすコケ子。
沢から飛んでくるマイナスイオンをたっぷり浴びて元気もりもり!
登山道を出たらバス停までは舗装された道をぽてぽて。
舗装路やだなぁ〜なんて思いながら歩いていると、後から1台の車がゆーっくり近付いてきて横付けしてきました。
えっなんだ?!こわっ!ってビビっていると
「あ、やっぱり上にいたお姉さんじゃーん!高尾駅まで乗って行く?」と。山頂で一緒になったハイカーさん達でした〜ホッ♪
ご好意に甘えさせていただいて、同乗させていただいちゃいました^^
どうもありがとうございました〜!
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今日はぽかぽかの陽気から一転して、雪が降るほど気温が下がったりで慌ただしい天気でした。
3月の終わりと言えど山のお天気をあなどるなかれ、ですね!
生藤山から陣馬山まではそれほど距離がある訳ではないけれど、ちょこちょこアップダウンがあるので歩いた感を感じられるいいルートでした。
上野原駅からスタートするのははじめてだったけど、上野原を起点として登れる山がたくさんあること、上野原まで新宿から以外と近いので日帰りでも長めに歩ける事がわかったので良い収穫になりました。----------
○コースタイム
上野原駅(9:30)---石楯尾神社バス停(10:00)---甘草水(11:20)---三国山(11:40)-お昼休憩-(12:00)---連行山(12:20)---醍醐丸(13:00)---峠の茶屋(13:27)---陣馬山(13:45)-休憩-(14:20)---登山道終点(14:55)---(舗装路歩き途中でハイカーさんの車に拾ってもらう)
○アクセス
行き/上野原駅 バスにて“石楯尾神社前”バス停
帰り/陣馬高原下バス停→高尾駅
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