2019年6月26日水曜日

2014年10月27日 蕨山1044m-静かな森を独り占め!【奥武蔵】


今回は久々に奥武蔵エリアに出没です。

飛び抜けて高い山や険しい山があるわけではなく、自分の中ではなんとなーく地味なイメージのこの山域。
今まで歩いてきた感じでは確かに暗い...特に登山道のはじまりがわさわさ荒れている。
....んだけど、尾根に出ると明るくて、展望が良い山も多くあります。

都心からも近くて、登山口までバスでひゅいっと行けちゃうのもいいね。

まずは起点となる飯能駅までGO!
今日は久しぶりに1人で山を歩くので、ヤギ太郎が心の友です。
7月からずっと誰かと一緒に歩いていたのでソロは本当にひさしぶりでそわそわ。
行きの電車がこんなに暇だとは...!笑

暇を持て余しながら、西武線に揺られ1時間で飯能駅に到着してバス停へ。

おっ!“ヤマノススメ”のひなたちゃんっ!!!
飯能がストーリーの舞台なだけあって、バスもヤマノススメ仕様になっています。
わたしはまだアニメもコミックも読んでいないので、これを機に読んでみようかな〜
登山ブームもついにここまできたか〜!

萌え萌えな気分で乗車するも...........乗客わたしだけかー!!!
平日の月曜日おそるべし。
ここから50分、途中で乗ってくる方もちらほらいましたがハイカーはわたしだけでした。

名郷BSで下車です。
この道をまっすぐ行くと大持山・小持山に向かうルートになります。
ちなみにここにある紗蔵というカフェの水出しコーヒーがうまうま〜なので、お時間がある方はぜひに。
蔵を改装したような雰囲気のあるカフェで、まったりとした幸せな時間を過ごせます。

今回はここをまっすぐ...じゃなくて。

こっちこっち!
トイレのあるほうに向かって行きましょう〜
地元の方が朝からトイレ掃除をしてくださっていました。
ありがとうございます!

名郷やさわらびの湯BSでおなじみの“なぐり杖”。
自由に使ってOKなので、トレッキングポールを忘れてしまった時も安心安心♡

キャンプ場のふくろう君の横を通過して、沢沿いを林道終点までゆるゆる歩く。

お天気もまずまずで、陽が射し込めば木漏れ日がキラキラ。

明るい森だ!
はじめは沢に沿って登って行くので、水の音も気持ちいい。


変な虫。
つついても動かないなかなかタフなやつ。

おいしそうなキノコもモリモリ。

尾根に飛び出せば、紅葉が目立ってくる。
ここは黄色の割合が多いんだね。

足元にも視線を落としてみれば、秋色の絨毯が広がりつつありました。
歩くたびにカサカサと乾いた音が響いて、すごく心地いい。

先がくるるんってなっているお花。
息を吹くとピューってなるおもちゃを思いだしませんか?笑

今にも飛び立とうとしているコガネムシ?を発見。
接写してみてびっくり。
以外と毛が濃かったんだね...

カサカサと音を鳴らしながら緩やかな尾根を歩いて行くと、だんだん岩が大きくゴツゴツと。

頼りにならない細い細いトラロープがてろーんって垂れてる。笑
せめてもうちょっと太めだと心強いんだけど...

岩場を登りきって振り返れば、赤く色付いた葉っぱが目の前に!
思わず手を伸ばして触れてみたり。
くんくん匂いを嗅いでみたり。

赤も綺麗。


ぎゃっ!!

うわぁぁぁぁ〜
密集しているもの、特に整列して密集しているものが生理的に受けつけない。
鱗、結露、シダ植物の葉っぱの裏っかわのツブツブ。
ぞわわわわ。
でも見ちゃう。

ちっちゃい石が多くてカラコロと砂と一緒に転がっていくよ〜
下りる場合は滑らないように注意!

ついつい紅葉を見るために上を見上げながら歩いちゃうから、たまに膝を岩にぶつける。
バランスを崩して、転ばないために岩に手を勢いよくついたら.....
グサっと小石が手に刺さった。
紅葉を見る時はきちんと止まりましょう。


空が開けてくれば、山頂はもうすぐそこ。

おっと、1033m!!

蕨山の最高点はここからもう少し歩いたところにあるのですが、そっちに行こうとしたところ...
ガサササササっ と音とともに、黒いかたまりが走り去って行ったので怖くなって諦めました。
くっクマ....クマなの?
今日はここまで誰ひとりとして出会っていないので、怖さも倍増。
熊鈴をおもいっきり鳴らしまくって存在をアピールするのであります。

とりあえず離れよう。
クマだか、シカだか何なのかわからないけれど。笑

なぜかクマさんの歌が頭に浮かんできて口ずさむ。
「あるー日、森のなっか、くまさんにっ、出会ーった!」
山で絶対にクマになんて出会いたくないけど、山で思わず歌っちゃうのってコレな気がする。

ちょっと下って、藤棚山。
展望は何もないんだけど、1つベンチがあるのでここでお昼ごはんにします。

まずはさっきの傷口の手当てを。

地味にひっそりと怪我をしました.....
地味なくせに小石が傷口にめり込んで取れないという...泣きたくなる感じで...。

ヤギ太郎がエイドキットをごそごそ...

「ほれ、消毒してやるから。」
(中指の絆創膏は前日に包丁で切ったやつです。)

アルコールガーゼがめちゃくちゃしみて悶えました。
絆創膏をピタっと貼って治療完了〜!

あとちょっとでハロウィンだったこの日。
なんとなくハロウィン気分を味わいたくてザックにかぼちゃをぶら下げていました。

お昼ごはんはハロウィンまったく関係なし。
おしるこ大福よもぎバージョン。
に、赤ワイン。
はちゃめちゃ.....

展望もない場所なので、食べたらすぐ出発です。

ゆるゆる下りていく。
アップダウンもなくて歩きやすい道が続きます。

時々、どこが道なのかわからなくなるトラップ。
どこをみても同じに見える。笑

バッタ(イナゴ?)もたくさんいたよ。
こっちを見てるね。

名前が面白い大ヨケの頭をを過ぎて

一瞬林道に出るけど、すぐ森に入って...

あとはひたすらハイキングルート。
右側に棒ノ嶺や有間ダムを見ながら歩いて行きます。

キノコもやたらとはえている。

樹木のボディーランゲージなるものを学ぶ。
こういうのもじっくり読んでみると面白いんだね〜

これは、2本の木がぎゅぎゅーっとくっつきながら育ったもの。
成長するうちにお互いをのみ込むように変形していくんだって。

これはツタが木を締めつけていたんだって。
そのうちに締めつけていた植物が枯れ落ちて、こんな跡だけが残ってしまった。

これは元々は枝があった跡なんだそうです。

樹木を良く見てみるとなんでこんな形になったんだろう〜って思うものってたくさんあるよね。
その謎がちょっと解けて嬉しくなった。
フィールドサインっておもしろい!

あっという間にダムまで下りてきた。



この鳥居をくぐって

雨宿りの木を過ぎて...

ほぼトウモロコシと化したマムシグサにぞわわっとして。

森を出るとすぐ民家。
そして墓地。

ゆるいイラストだけど、そのとおりな看板。
どんな山もちゃんと心構えして行かなきゃダメですね!

さわらびの湯BSに咲いていた花。
ぽわぽわ桃色が可愛らしかった。

あっちに見えるのはさわらびの湯
とても広くて綺麗な温泉施設で入浴料は800円です。
今日は早く帰らなくては行けませんので、名残惜しいですが立ち寄らず。

今度はゆっくり入って帰ろう〜

飯能駅からの電車まで少し時間が余ったので、飯能の山道具屋さんにお邪魔しに行く事に。
ここでもヤマノススメのひなたちゃんがお出迎え!!

店長さんのシルエットの看板が素敵な、山遊人というお店。
駅からすぐの場所にあるので、みなさんもぜひお立ち寄りください♪
店長さんとお話をすることもできて嬉しかった〜!
かわいいカラトリーをGetして、ほくほくしながら帰途につきました。

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久々のソロやまのぼりは、山で誰とも会わないという本当の意味でのひとりでした。笑
落ち葉を踏みしめる音、風の音、水の音、木漏れ日、山頂からの景色。
ぜーんぶひとりじめ!
なんて贅沢。
.....でもちょっとさみしかったよ。

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