2015年5月10日日曜日

2015年3月30日 ミツバ岳834mと権現山1018m-ミツマタの群生で黄色のお花見ハイク【西丹沢】


きいろのキャラメルポップコーン!

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ミツバ岳/834m
丹沢の北に位置し、ツツジやミツマタの咲き誇る隠れた花の名山。
すこし前までは地図に名前も載っていなかったんだとか。
特にミツマタの群生がものすごく素晴らしいとのことで、今では旅行会社さんのツアーにもなるくらいに人気の山となりました。

今年の1月に西丹沢を避難小屋泊でぐるっと歩いた時に、自然教室からゴーラ沢へ向かうルートにまだ蕾のミツマタの群生を目にした時から開花の時期になったら必ず再訪しようと決めていました。
でも、自然教室〜ゴーラ沢の間のミツマタはピークにあるわけじゃない....
どうせならピークで満開のミツマタを見たいなぁ〜って考えていたら、ハっとミツバ岳を思い出しました。

ちょうど山友ちゃん達とお花見ハイクをしようって話をしていたところだったので、今回はミツバ岳でミツマタのお花見ハイクをする事になりました。

ミツバ岳へのアクセスは、マイカーであれば滝壺橋付近の駐車場まで。
公共交通機関で行くなら、小田急線の新松田駅から、西丹沢自然教室行きのバスに乗って“浅瀬バス停”まで行きます。

月曜日だというのにこの混み具合。
ほとんどのハイカーさん達が浅瀬バス停で降りたので、ミツマタ開花時のミツバ岳の人気加減が伺えます。
土日だとものすごい混むんだろうなぁ...
月曜日ハイカーになってから約2年、こんなに混んだ平日バスははじめてであります。

バス停に着いたら、バスで来た道を戻ってトンネルを目指します。

ミツバ岳の登山口となる壺滝橋までは、このまま車道を30分ほど歩いて行きます。
マイカーで行く人は壺滝橋付近に駐車場があります。

丹沢湖を横目にあったかい陽射しを浴びながらウォーミングアップ!
今日一緒に歩いてくれるのは、マナちゃんとミカちゃん。
年末に出会ってからまだ間もないんだけど、怒濤の勢いで会っている気がする。
山行ったり呑んだり山行ったり。

アブラチャンかなぁ?
ダンコウバイといっつも見分けがつかない。
コロっと丸く小さい花を枝いっぱいに咲かせていて、すごく可愛かった。

フタホシテントウみーつけた!
気温があたたかくなってきたから、虫達もお目覚めのようで。

そんなこんなでミツバ岳の登山口です。
壺滝橋を渡ってすぐのところにあって、いきなり急な登りからのスタートになります。

スミレやマムシグサなどたくさんの植物が生えていたので、ちょこちょこ足を止めながら登って行きました。

急なので、一歩一歩がよっこらしょって感じ。
そのぶんグングン高さを稼いでいけます。

振り返れば、木々の間から丹沢湖が見えます。

中腹までくると、団体さんが休憩中。
旅行会社さんのツアーの方々でしょうか、15人×2組くらいいました。

ゆっくり登りたいんだけど、
「若い人はいいわねぇ〜体力ある人はどんどん行って!」
「特急電車ねぇ〜!」
って言われて、急がざるを得ない状況に。笑
体力はあるかもしれないけど、息上がっちゃうからゆっくり登らせてぇ〜
区間快速くらいで勘弁して〜

団体さんを通過する時、こんにちはの挨拶フィーバーで息が切れそうになるのはわたしだけでしょうか。笑

団体さんを通過してからは、ミツマタ達がだんだんと増えてきました。
最初はポツポツと生えていて

まだ背丈も同じくらい。
ふわっと甘い香りがあたりに漂いはじめていい感じです。

山頂に近付くほどに大きくなり、あっという間に身長を越されてしまいました!
こんなに大きなミツマタの木ははじめてです。
登山道のすぐ近くに生えているので間近でじっくり観察できます。

下から見ると、弾けるように咲いていてすごくかわいい。
この日はまだ6分咲きくらいかなぁ?
後ろのほうに写っているミツマタはまだ咲ききってないもんね。

黄色く色付いた登山道を、ミツマタの香りに包まれながら登って行きます。
どこをみてもミツマタに囲まれていて
『わぁ〜かわいい〜』『群生すごいね〜』『いいにおい〜』って歓声の声をあげながら女子らしくきゃっきゃしながら歩きました。

登りきったところからは、丹沢湖がよく見渡せます。
湖からの風に揺られてミツマタも気持ち良さそうでした。

ミツバ岳山頂〜!
木々に囲まれているので展望はありません。
手作り感満載の山頂標識がゆるゆるしていてほっこりする。笑

山頂からちょっと横に入ったところにナイスビューなポイントがあります。
見て、このワサッと大きく育ったミツマタ達を!
こんなにたくさん咲いているなんてびっくりで、それが山頂にあるっていうのがすごく素敵!!
みなさんここでゆっくり休憩をされていました♪

そしてこの場所からは富士山もどどーんと見えちゃうんだな〜♪
ミツマタ越しの富士山。

そんでもって再びミツマタと富士山。
ミツマタの名前の由来は、全ての枝が3つに分かれて伸びるからなんだよ。
写真を見てもらうと良くわかると思うんだけど、3つに分かれた枝からまた3つに分かれて...そのくりかえし。
それからミツマタの樹皮は紙幣に使われているんだって!
山のお友達が教えてくれました♪


ひとしきり山頂のミツマタ達を堪能したあとは、お待ちかねのごはんタイムです。
今日はマナちゃんがホットサンドを作ってくれるっていうし、ミカちゃんはデザートを持ってくるっていってたし...♡♡♡
とってもたのしみ〜!

さっそくマナちゃんがクッキング開始です。
トマトでしょ、生ハムでしょ、ガーリックに〜
ボリューム満天に食パン2枚が1人分(^ω^)♪

コールマンの焼きロゴが可愛いホットサンドの出来上がり〜!!
コンガリしたところがカリっとしてて美味しいんだなぁ〜♡

たくさんの食料を運ぶのは大変だっただろうに、それを微塵も外に出さずに元気に登っていたマナちゃん。
マナちゃん頑張ってくれてありがとう〜!!


ミカちゃんはデザートに手作りクッキーを持ってきてくれたの!
前回一緒に行った大菩薩嶺では、伊達巻きを手作りしてくれたんだよ。
なんて女子力の高い子なの!!!

3色団子風のクッキー♡
前日の仕事おわりに夜な夜な作ってくれたみたい...健気な...その姿を想像してみて!
めっちゃかわいいから!!!

わたしは箸休めのスープを煮込んだくらいしかしてないので割愛しよう。笑
今度一緒に行くときは、しっかり頑張りたいと思います!(宣言)

まっくろくろすけな、ミツマタの影。

かなりお腹がいっぱいになってしまったわたし達。
体が重たいけど、頑張って下山をしなくては!
帰りは権現山を経由して中川温泉郷におりることにしました。

ミツバ岳へ登るルートと違って、尾根が広いところがたくさんあるので道を外れないように気をつけて。
迷うほどではないけれど、踏みあとが間違った方に伸びている箇所もあったよ。

権現山のほうが少し標高が高いので、権現山頂の手前からは登りが続きます。
おなかがいっぱいなわたし達はちょっくら辛い。笑
がんばってあの稜線に出るんだ...登れ...頑張れ....

権現山のまわりは広くてフラット。
おっきなベンチもあったりして休憩にはもってこい。
ミツバ岳はピストンする人が多いみたいで、ここでは2人にしか会いませんでした。

さて、二本杉峠を経由して細川橋におりますよ。

右側には丹沢山塊のみなさまがお揃いです。
気持ち良さそうな稜線が続いてるのが見えて、向こうも歩きたくなるねぇ。
まだ蛭ヶ岳に行った事がないので行きたいんだけど、蛭がこわいから秋までお預けかな。

二本杉峠から細川橋への途中に、ゴソっと崩れ落ちてしまっているところがありました。
サラサラした地質で滑りやすく、足元は斜めに傾いて細いので通る方は気をつけて歩いてくださいね!

こちらのルートにもミツマタ群生ポイントがありました。
山頂に比べると背はちょっと低め。

それでも息をのむくらいに咲き誇っていて、いつもは飽きがちな下山も終始楽しくいられました♪

中川温泉郷までは、細川橋から車道を歩くこと20分ほど。
日帰り入浴の施設は市営のぶなの湯がある他に、温泉郷なので宿の温泉を立寄りできるところもあります。

今回は信玄の隠し湯があるとのことで中川温泉 信玄館へ。
入浴料は1000円です。

立派な由緒ある温泉で、中もとっても素敵。
もうここに泊まりたい気持ち100%です。

中はこんな感じ。
広々な内湯と、露天風呂があります。
わたし達以外誰もいなくて貸し切り状態でした♡
(上がる頃に宿泊者さんがちょっときたけど)
月曜日ハイクのいいところは、温泉が空いている事もポイントたかし。
しかし月曜休みの温泉も多いけれど。

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温泉上がりに缶ビール&ジュースで乾杯して、帰りのバスで2人はぐっすり夢の中へ。
前日のお仕事で疲れてるのにごはんやクッキーの準備をありがとう!
女の子だけの女の子らしいお花見ハイクが出来てすごく楽しかったよ〜

山で見る植物の群生は、町や植物園で見るものとは全く違うもので、生きるぞ〜ってエネルギーがいっぱい溢れていてとても力強く美しかったです。
可愛らしい中に野生感があって、でも健気なのね。
いろんな魅力があってすごくいい!!
これからも山の植物をメインにするやまのぼりをたくさんしたいなぁと思いました。

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○コースタイム
浅瀬バス停(9:25)---ミツバ岳登山口(10:00)---ミツバ岳(11:00)--お昼休憩1時間50分-(12:50)---権現山(13:35)---二本杉峠(14:10)---細川橋(14:50)---中川温泉郷(15:10)

○アクセス
行き/新松田駅 バスにて“浅瀬”バス停
帰り/“細川橋”バス停から新松田駅

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