またくるね!
雁坂テン泊2日目の朝です。
もそもそ....
うぅぅ〜ぐわんぐわん頭が重たい......二日酔いだ〜。
シュラフから這い出ようと寝返りを打つと、わぉーフラフラする〜
眠くて開かない目を必死に擦りながらどこかに転がしたままの水を探す。
うぅ.....水を...水をくれ〜
隣を見るとミコちゃんもゴソゴソと、水を探してるみたい。
飲み過ぎたかね〜って2人して苦笑い。笑
外に出てみると既に明るくなっている空。
おぉ...まずい、ご来光を見逃してしまうではないか〜
みんな起きてるかなーってテントを覗いてみると、オコジョとさいたか君がいない。
おや、どこ行ったんだろ。
とりあえずミコちゃんと2人で小屋付近からご来光を見に行くことにしました。
山の重なりがグラデーションになってとっても綺麗。
アルプスのような派手さはないけれど、どこか懐かしい気分にさせてくれる心が落ち着くような優しい朝の景色。
和名倉山のほうから太陽が登ってきました。
眩しいなぁ。
鳥の声と、風で樹々が擦れる音と、小屋の煙突から出てくる煙の匂い。
キンと冷えた空気で引き締まる頬の感じ。
山のこの空気をちゃんと伝えられたらいいのになぁ。
朝陽をジっと見つめるミコちゃん。
後ろ姿から寒そうなのが伝わってくるね。
秘密のデートしてたんだね。笑
これはオコジョ撮影の峠からの景色。
富士山も縦走路も明るく焼けてすごく綺麗だったんだね〜
登ればよかったなぁってちょっぴり後悔。
朝ごはんはホットドッグ!
って思ってたんだけど、あまりの寒さと風に作ったそばから冷めていく。
むしろパンがほんのり凍ってるし。笑
凍らないようにシュラフに入れて寝てねって伝えるの忘れてた〜
全然焼ける気配のない大量のウインナー達。
こりゃまずいーって小屋の中に避難させてもらって、小屋の中で再び温めて食べたのでした。
ごはんを食べ終えて、テントを撤収して。
飲みきれなかったいいちこは、小屋のみなさんにお礼として置いて行くことにしました。
(ミコちゃんは相変わらず骨を持っている)
ランプ小屋の雁坂小屋らしい、ランプのイラスト。
本当に色々とお気遣いしていただきありがとうございました!
名残惜しすぎるけど、小屋をあとにします。
わたし達が見えなくなるまでずーっと手を振り続けてくれた小屋のみなさん達。
みんな温かくって笑顔が素敵で、たった1日だけなのに心をガシっと掴まれました。
また絶対合いに行きたいなーって心から思うのでした。
まずは再び雁坂峠まで。
なんてことない登り返しなんだけど、二日酔いの体にはキツいぜぃ。
峠に着いたらザックをデポして雁坂嶺までちょっくら散歩です。
苔の中からバイカオウレン(多分)
三角の黒金山や、北奥千丈岳。
その向こう側に白く見えているのは南アルプスです。
気温が上がって霞が強くなっちゃったけど、富士山はまだ見えてる。
ここから雁坂トンネルが見えるんだけど結構距離があって驚く。
井戸ノ沢から雁坂峠の急登の他はほとんど横移動だから、直線距離にして見ると遠いーねぇ。
気持ちよくたおやかに延びる笹トレイルを早足で下っていく。
気っ持ちいいなぁ〜
このまま水晶岳〜笠取山まで行ってしまいたいくらいだけど、今日はのんびり来た道を戻ります。
今までは先頭を歩きたがりだったわたしは、最近では1番後ろ派。
人数がいる時は特に後を歩きたい。
山の中を歩いて行く仲間達を眺めながら歩くのが幸せだなーって最近思いはじめたのです。笑
昨日はじっくり見なかった植物達を観察しながら、どんどん下っていきます。
天ぷらにしたら美味しそうに見える葉っぱがたくさんあってお腹が空きました。笑
ここまで一緒に歩いてきた骨ともお別れ。
次に通った人がびっくりするように、沓切橋からの登山道の入口に置いておきました。笑
日射しが強いけど帽子を持っていないわたしはフード族。
あつい。
なんとなく気分で付けた敷皮がこれまたあつい。
崩落箇所でまた骨を発見。
小さい骨がたくさん落ちていました。
とっても長く感じる帰りの林道歩きもようやく終わりを迎えます。
暑かったねぇ...みんなお疲れさま〜!
駐車場に停めていた車をピックアップして、お昼ごはんを食べるために道の駅みとみへ。
ほうとうコロッケ定食とノンアルコールビールでプヒャー!!
満腹になって道の駅を後にして、帰途に着くのでありま..............
.............せんっ!!!笑
ミコちゃん達に帰り際に塩山駅まで送ってもらって、別の仲間達(リンゴ兄さん/タチ子ちゃん/モト兄さん)がそこでわたしをピックアップしてくれる予定になっているのです。笑
「あ、ちゅーたんあの人達じゃない?山の格好してないから違うかな。ゴルフの素振りしてるし地元の人かな。」
『ん〜?車の色が違うから多分別の人だと思う〜(あんまり見てない)』
そんな会話をしながら駅に車を停めてキョロキョロ周りを見渡してみる。
......あれ、素振りの練習をしていた人達が仲間達だったのでした。笑
「うちのチュタがお世話になりまして〜」とリンゴ兄さんが言う。
あはは、家族みたいだね〜!笑
ミコちゃん達との別れが名残惜しくて、またね〜ってなかなか言えなくて。笑
なんとか意を決して出た言葉が『近々また下界で呑もうねっ!』って山と関係ないお別れの挨拶。
わたし達らしいよね。笑
ミコちゃん達を見送ったあと、モト兄さんの車に乗り込んで次の山となる乗鞍岳を目指すのでした。
.....
雁坂小屋(7:55)--雁坂峠(8:10)---雁坂嶺手前(8:40)---雁坂峠(9:30)---井戸ノ沢(10:10)---雁坂トンネル駐車場(12:20)
※雁坂トンネル駐車場は道の駅みとみから車で10分ほど上がったところ。
※休憩時間計60分含め、4時間30分
○アクセス
行き/マイカー 雁坂トンネル駐車場(無料)
帰り/同上
○今回のやまのぼりアイテム
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山に入る回数が増すたびにもってぢく酒ビン(酒パックかも)が増える傾向にあるような気がするぞ。初期は日帰りでは匂わなかったが、最近は日帰りにも1本?
返信削除朝陽をジっと見つめるミコちゃんの後ろ姿。リュックのショルダーベルトがよれているのが気になるなぁ。
返信削除ちゅーたん!!雁坂、楽しかったねぇ・・・うっとり
返信削除山であーーーんなにたくさんお酒飲んだのはじめて!!
また行こうねー♪そろそろ山会議せねば・・・!!!
リュックのショルダーベルトわたしも気になってて
できることなら戻って直してあげたい・・・!笑
ショルダーベルトのおかげで印象深くなったよ。
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