2014年3月17日月曜日

2014年3月17日 六甲山全山縦走3 鵯越〜六甲山ホテル 【六甲/摩耶】

六甲全山縦走2日目の後半です

さて鵯越駅での小休止から再スタートです。
暑いので充分に水分を補給してれっつご!

駅の踏切を越えずに、手前の線路沿いの道を歩きます。

ここからなんだか馴染みの匂いになってきました。
瑞々しい緑の香り!!

いつも登っている関東近郊の山々の匂い。
さっきまでとは何かが違う。
不思議な感覚!

平坦なお散歩道が続きます。

こもれびとポカポカ陽気で良い気持ち。
深呼吸してリフレッシュ!

先ほどの道をぬけると、沢沿いの車道に出ます。
あんまり水はきれいじゃなかったなぁー
ここには浄水?下水?処理場があって、そこでトイレもかりることができるようです。

だんだん近付いてくる菊水山。
遠くに見えるんだけど40分くらい歩けばついちゃうんだよね...山って不思議。

橋を渡ったら、菊水への急な登りがはじまります!!

すっごい応援されている...笑
思わず笑みがこぼれちゃう!!

ここから900mの急な階段登り。
これが思った以上にしんどかった...

一歩一歩に自分の体重&荷物の重さがのしかかる!
負けない...負けないぞ!!
私は人生の苦しみに堪えるのだっ!!!

前方をあるいているおじさまは、ここを毎日登山のルートに設定しているらしくおそろしく速かった!
六甲の山々をハイクしている方々の装備は本当にお散歩装備で、スニーカーにナップザック(またはリュックなし)という方がほとんど。
登山靴を履いている人を1人も見ませんでした。
それからハイカーよりトレランしている人のほうが圧倒的に多い!!
関東の登山者にはあんまり考えられない光景?
こちらにはあまり高い山がないからなのか...

ゴツゴツの階段と...

黒い階段と...
菊水山への登りは、ほぼこの黒い階段が占めています。

「...うぅ...階段やだ...しんどいよー」ってぼそぼそ独り言が増えてきたのもこのあたりから。笑
すでに人生の苦しみに堪えられていない。笑

もう海は見えません。
ずいぶんと歩いて来たなぁー

ちょっとここからカメラの設定がいつの間にか変わっていて色が変ですが...。

はふはふしながら、やっとこさ菊水山に到着!!

ここで毎日登山ハイカーさんとお話休憩。
六甲は定年ハイカーがほとんどで、若者はほぼトレランをしているそう。
1人で登山をしている女子が珍しいらしく、皆さんすごく心配してくれました。

さて次は鍋蓋山へ!!

ちょっと尾根を歩くと...

次に目指す鍋蓋山が目の前に!!!
...目の前なんだけど...

しかしここでもやはり六甲あるあるが発動し、一気に下山!!
ピークをふんだらすぐ下りる!!

下りたくない...


下りてきました...。
もう1回頑張って登りましょう...
鍋蓋山への登りもなかなか急ですが、菊水ほど階段がないのですこし楽。

写真だと伝わらない急さ。


鍋蓋山山頂!

ここは少し開けていて展望も良く、ベンチもあるので休憩にぴったり。
地元ハイカーさんたちもここでお昼をしていました。

おばさま達が、カップラーメンのことを“ヌードル”と言っていておしゃれだった。笑

たった1時間歩いただけなのに、菊水山が遠くに感じる。


やっぱりどこまでも下る...
もー慣れっこ!!


こういう密集しているの苦手なんだけど、近くで見ちゃう...
臭いものを嗅ぎたくなっちゃう心境と似てる。

緩やかに長ーい下りを抜けると、大龍寺に着きます。
自動販売機もあります。

前を行く大きなザックを背負った方と、ここから少し一緒に歩きました。
もうすぐ八ヶ岳に行くんだそうで、歩荷トレーニング中とのこと!
厳冬の八ヶ岳、楽しそうだなぁー
陰ながら応援しております!!

市ガ原
穏やかに川が流れていて、ゆったりまったり。
時間があれば、ここでのんびりお昼寝をしたかったなぁー

不思議の世界への入り口みたい

ゆるゆると登って...

トゥエンティクロス...は通らないけれど。
名前がかっこいい。

六甲縦走の中でダントツにキツいと言われている天狗道に突入。
ゴツゴツイワイワした急な登りが長く続くのですが、階段ひたすらの菊水山の登りのほうがあきらかにキツいと思う。
自然物のほうが気がまぎれてキツさが和らぐ。...と思う。

この辺りで摩耶山から下りて来た方に遭遇したので
「山頂までどのくらいかかりますか?」と質問
『うーん...2時間くらい、いや...かかんないくらいやなぁ...』
「2時間?!ひょー!!」

...ここまでやく7時間ぶっ通しで急ぎ足で歩いて来たので、あと2時間も登るのかと思ったら気持ちが折れそうになりました。笑
ずっと1人だから、だんだん淋しくもなってきて。笑

「どっから来たん?」
『須磨浦公園から...きたのでくたくたになってきました...』
「え!須磨浦から?!縦走かい、きばりや!!!」
って応援をしていただき、再び足を進めます!!

途中ベンチもあるんだけど、休む気にもならない。笑
とにかく摩耶山にたどり着きたくて。

摩耶に行ったら、ほぼ登りは終わりなのだから〜!!

天狗道をひったすら...ひったすら登ってりたのに...
ここでまさかの急な下り!!!

「あぁぁぁぁぁーぁああああーあああああぁぁーやだぁぁぁー!!!」

人がいないのを良いことに、奇声を発しながら駆け下ります。
だって、摩耶山の山頂がすぐ隣に見えていたのに!!
なんなのこの仕打ち。笑


そして再び登りがはじまり...

でた、かいだん。
ふん...

やっとこさ登りきったー!

摩耶山の山頂は、すごく目立たないところにぽつんとあります。
縦走路にはないけれど、ここは行っておかないと!

展望はないのでこの写真だけ撮ってそそくさと次へ。

隊長とムーミンさんも見たという黒猫を発見。

謎の奇妙な石仏。笑
いっぱいいました。

椈星台には摩耶ロープウェーがあるので、時間がなければ六甲山ホテルまで行くのは諦めてロープウェーに乗ってエスケープしようと思っていました。
...が!!!
運休中でした。
エスケープはどっちにしろ出来なかったようです。
リサーチミス。

まだ3時前なので、六甲山ホテルを目指すことにします。
っていうかそれしか帰る道はない。

1時間ちょっとあるけば、六甲山ホテルまでいけるはず...

摩耶ロッジの前を通過し、そのまま駐車場をつっきります。

アゴニー坂へ。
もう坂はやだよー

ホテルらしきものが見えてきました!!

摩耶山で登りは終わりだと思ったけれど、なんだかんだアップダウンある。
みなさん気を緩めないように!

携帯をいじくるおじさま。
ここは右側に進みます〜

ここからは車道歩きが続きます。
平日だからか車はほぼ通らずだったので、のびのび歩けました。

今日は1人だから影で自分を撮影。
手に持っているのは縦走マップ!

再び山へ。
結構急だったよ...疲れてるからそう感じたのかな?
ちょっとの坂道がきつかった。


だんだん陽が傾いて来ました。
この旅もそろそろ終わりか。すっごい長かったけど、やっぱりあっという間なんだなぁ。

行ったん車道へ。
そして再び山の中へ!

あ!!!
丁字ヶ辻!!!!!
これは六甲山ホテルまで近いぞっ!!!!!

ホテル着いたら、カフェレストランでアップルパイ食べるんだ♡
頑張ったご褒美に食べるんだ♡

ここを左に曲がって800mでホテルです。

昨日下山した宝塚まで19km...
なかなかの距離だなぁ...
もう1回宝塚まで行けって言われたら絶対拒否するなぁ。

やったー!!!!!
六甲山ホテルに戻って来ました♡
出発からジャスト10時間...長かったような、短かったような...

さてホテルメイドのアップルパイをたべるぞー♡

って意気揚々とカフェレストラン行ったら、閉まってました。
えぇ...閉まってました。
冬季は平日はカフェレストランやってないんですってよ。

...ごほうびアップルパイ.....

しかも六甲山ホテル前から出発のバスまで2時間待ち。
助けて...

とりあえず別のバスで六甲ケーブル山上駅まで行ってケーブルカーに乗車。
ケーブル下駅までとろとろ。
屋根のない席に座っちゃったもんだから、めっちゃ寒い!!!
汗が冷えて、すっごく寒くて1番死の危険を感じました。

ケーブル下から再びバスで六甲道駅へ。
六甲道→新大阪→東京。
無事に帰宅ルートを確保しましたー!!!

帰りの新幹線ではぐっすり爆睡♡
目が覚めたら東京でした。


おばあちゃんにもらった、九十九島せんぺい。
甘くてぱりぱりで優しい味でした。
またいつか、縦走しに行く時は東京みやげをもって行かなくてはいけませんね!!

とにかく六甲全山縦走は、思った以上にアップダウンが激しくてキツかったです。
総計Up3000m、Down3000mっていうのは本当だった。
登ってはおりるの繰り返しに、だんだん嫌気がさしてきますが、ピークを越えれば無の境地。
とにかく目標に向かって足をすすめる、それのみです。

私は2日にわけて縦走しましたが、縦走大会ではこれを1日でやるとのことで...
もう過酷すぎる。笑
加藤文太郎は、これを往復して出社してたっていうんだから驚きです。
100kmの散歩ってなんなの...加藤さん...クレイジー!!!

当分、この縦走路はいいや...って思うけど、また機会があれば今回ふまなかったピークも含めてゆっくりと楽しみたいなと思います。



6:50 須磨浦公園(スタート)
7:30 馬ノ背
10:00 鵯越
11:10 菊水山
12:10 鍋蓋山
14:30 椈星台/摩耶山
16:00 六甲山ホテル(ゴール)

4 件のコメント:

  1. おぉ~お疲れ様です!!YukiHideです。

    最初から改めて見させて頂きました。
    これはもう、過酷さ、辛さ、厳しさ、
    充実、達成、頑張りが凝縮した縦走ですね。
    ご褒美のアップルパイ・・・これは本当に残念(>_<;)

    2日で山道56.4km(前投稿失礼しました) は本当にすごく、
    そして天候も晴れ、最高の六甲山全山縦走ですね!
    加藤文太郎はこれを往復して出社!? 散歩のケタじゃない(笑)

    そうそう、写真で撮る急坂って"急"に見えなんですよね~

    ともかく、本当にお疲れ様でした!

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    1. YukiHideさま
      こんな無駄に長くなってしまった記事を読んでいただき...ありがとうございます!
      最後のアップルパイは本当にがっかりしました。
      アップルパイのために頑張ったようなものなのに!笑

      本当は1日で縦走させるべきものみたいですね。
      後半はもちろん暗闇必須です。笑
      お天気は雨女の私にはめずらしく晴天でした♡

      急坂はハイカーにしかわからない辛さですよね。
      あんなにしんどいのに...!!!

      今回は本当に加藤さんのすごさを痛感した旅になりました。笑
      読んでいただき本当にありがとうございました^^

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  2. ちゅーたさん、こんばんは。

    六甲山縦走お疲れ様でした。一気に読ませてもらいましたが、ものすごい長い道のりですね!
    街に降りたり山に登ったり、こんな縦走路があるなんて知りませんでした。かなり疲れそうですが、観光と合わせても楽しめそうなので、いつか機会があれば自分も挑戦してみたいです。

    あとやっぱり途中のジュラシックパーク、やっぱり低山とは思えない迫力です。そこだけ見にでも行きたいくらいです!

    遠征縦走、お疲れ様でした!

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    1. みやっちさま

      こんにちは!

      そうなんです、観光と組み合わせられるのもよいところだと思います!
      ゴールの宝塚はあの“宝塚”ですしね。笑
      時間があれば鑑賞したかったです^^

      とにかくこの縦走路はひたすら気合いと根性な気がしますw
      ジュラシックパーク以外はほぼ似たような道のりが続きますし...後半は海も見えないですし。笑
      住宅街からジュラは1時間あれば行けちゃうので、ささっとお散歩ハイクができちゃいます。
      (あの迫力ポイントに短時間で行けるのがすごいですよねw)
      ぜひ六甲周辺に行くことがあれば、ここだけでも行ってみて下さい♡

      長い記事を読んでいただきありがとうございました^^

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